どくろーの備忘録

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社会⇆自分と肯定⇆否定の4パターンサイクル

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《各パート詳細》
①仕事もうまくいっているし自分自身も充実している。


「仕事の定義」
広い意味で集団の中で何らかの役割を果たすこと。
会社・家庭・地域・他コミュニティなど。

 

 

②社会は肯定するが自分は肯定できない。
与えられたタスクをうまくこなせないけれどそのタスク自体を放り投げることもできなくて、うまくできない自分自身を否定してしまうという感じ。

例えば、
「与えられた仕事をうまくこなせなくて自分に自信が持てない」
「やらなきゃいけないことは沢山あるけど全然興味が持てなくて憂鬱だ」
「家族や親戚に背負わされた義務に潰されそうだ」など

 

この時②→①へすぐ戻れればいいが、うまくいかないことも多い。
②で自分を苦しめているのは社会によるプレッシャーなので社会活動が行き詰まると自分自身と社会と両方とも肯定することが難しくなってしまう。

 

 

③社会も自分も否定という状況

例えば、
「仕事なんて知るかもうどうでもいい」
「もう何もかもダメだ後のことは知らん」など、やけになって仕事を全部ほったらかして後先考えずに酒を呑んだくれたり、携帯の電源を切って家に引きこもったり、突然失踪してしまったり、仕事を辞めてしまったりする状況。

この状態はあまり良くないようだけれども、それでもそういう行動が必要な時間というのがある。
それは②で自分を苦しめていた状況から自分がある程度距離を取るために必要な手順だからだ。

 

【小さな死をときどき死ぬこと】
この時期は「一時的な死」「小さな死」のようなもの。
ここで重要なのは自暴自棄になって無茶なことをしたとしても、そこで本当に物理的に死んでしまわないことだ。
擬似的な小さな死を時々死ぬことでガス抜きとして本当に死んでしまうことをできるだけ避ける。
死なない程度にうまく③の時期をやり過ごして④に移行できるようにすることが大事だ。

 

 

④気分が楽になってちょっとやっていけそうな気になってきたりしている状態

③で出口が見えないどん底の時間をしばらく続けていると、そのうち少しずつそうなっていく。
社会とは関わらないままだが少しずつ個人的な小さな楽しみなどを見出している。

 

例えば、
「毎晩飲んだくれてやさぐれていたら周りにいる友人や家族の優しさに気づいた」
「何も考えたくなくて失踪のような旅に出たら旅先で自然の美しさや世界の広さに気づいた」
「外との連絡を絶って部屋から一歩も出ずに毎日ひたすらゲームをしているとすごく楽しくて少し楽になった」など

そしてその状態がしばらく続いて一人でずっと個人的なことばかりやっていると、それだけではちょっと物足りなくなってきて寂しさとかが生まれてきて再び自然に他人とのつながりや社会との関わりを求めるようになってくる。

「楽しかったけどやっぱずっとこんな事やってるわけにもいかないよな」って感じでまた何か行動することで他人や社会と関わろうとして、そしてまた自然と①に戻ってくる。

 

 

【まとめ】
①仕事も自分もいい感じ
(社会・自分肯定)

②やらなきゃいけない仕事はあるけど辛い(社会肯定・自分否定)

③自分はもうだめだ仕事も何もかもどうでもいい(社会・自分否定)

④ひたすら自分の好きなことをしているだけで楽しい(社会否定・自分肯定)

そしてまた①へ戻る。

 

軽い不調で②に入っただけならすぐ①に戻ることもできるが、深みにはまって②から抜け出せなくなったら③と④を経ることが必要だ。


あまり良くないのは調子の悪い時に早く社会に復帰しようと焦って②から直接①へ強引に戻ろうとすること。


焦らなくても①→②→③→④と自然に心は変化していくそのうち何かしらのやる気が湧いてくる。


人間はずっと全く何もしない状態にいるのは耐えられないからだ。

 

自然に変化するサイクルを無理に早めることはない。


調子が悪くて動けない時は無理して動くのではなく、まだ休養が足りないのだと思おう。
そうは言っても色々な事情でなかなかゆっくり休んでられない時も多いから、そういう場合は仕方がないのだけれども。
もし状況が許すならば休める時はできるだけ自然に復帰したくなるまで何もしないで休もう。

 

②の苦しみの時期が長いほど③のどん底の時期も深く長くなる。
だから②に少しでも入ったと思ったらすぐに逃げ出して(休んで)、③を一瞬で終わらせてできるだけ早く④に行くのが全体の起伏を少なくするコツ。


社会と自分がうまく調和している①の状態にずっと居られればそれに越したことはない。
でもなかなかそうはうまくいかず時々②の状態になるのは避けられない。

なぜかというと、
「社会は自分だけの思惑で動いているのではない」からだったり、
「自分が社会の中で積み上げたものが自分を縛るから」だったり、
「人間はずっと同じことをやっていると飽きるから」だったりする。

だから、
①→②→③→④のサイクルを巡ることで時々自分の周りの社会と自分との関係を更新してやることが必要。
サイクルを一周してまた戻ってきた①の状態は最初にいた①の頃とは少しだけ違っても新しいものになっている。

何かをしたり何もしなかったりを繰り返して社会と自分との関係の更新を時々行って、少しずつ自分のいる場所をずらしていく。
その繰り返しが人生というものなんだろう。

 

《行き詰まらないようにするコツ》
ときどき旅をするのがいい。
旅というのは日常の軽いリセット。
旅行で遠く離れた土地に行くと、自分が過ごしている日常の世界を客観的に見直して考えるということがしやすい。

人間の精神は結構周りの物理的な空間に影響されるから移動して空間を変えることは大事だ。
何もしないでぼーっとするというのは自分の家だとあんまり落ち着かなくてやりにくいものなので、遠く離れた土地で海や夕日を見ながらぼーっとしたり温泉に入ってぼーっとしたりするのがいいんじゃないかと思う。

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