どくろーの備忘録

どくろーの記録とか色々。

即レス!即電!即行動!/スナックどくろー開催奮闘記

ー3日目ー

朝起きて一発目の思考

「誰にどう声をかけよう」

 

そんなことを思いながら色んな人にメッセージを送ったり返信したりしていた

 

「レスポンス!スピード!とにかくすぐ返す!」

 

1つ1つの返信に対して「後で返そうかな」という気持ちが生まれる

それでもとにかく返す!

 

今まで「連絡」ということは避けてきた

 

内容にかかわらず昔から人からの着信やメッセージは全部プレッシャーに感じ続けていたから

 

特に電話の着信が鳴った時なんかはドキッとする

 

心臓がギュッと締め付けられて鳴り続けるスマホを見ながら「早く鳴り止まないかな」と見つめ続ける始末

(すぐ出ればいいのにw)

 

「なんでこんなに連絡を避けるんだろう?」

 

はっきりとした理由は分かってない

 

分からないけど、こういった基本的なところが出来ていない

 

そのことをこの歳になって改めて指摘してもらって小さな決心をした

 

「大きいことを言ったりカッコつけたりする前にまずは連絡をちゃんととれる人になる!」

 

ものすごく小さな小さな今更な決意

 

だけど今の自分の現状を受け入れて自分自身の次の一歩を踏んで行こうと思った

 

そんな風に考えていたらACWメンバーの方から「今回のイベント開催場所のすぐ近くに心理学の恩師がいるよ」というメッセージが入った

 

イベントをする所のビル内でお店をやっているとのこと

 

「挨拶に行ってみます!」

手早く身支度を済ませて、すぐさま現地へ向かった

 

着いたのはお昼ごろ、どう挨拶をしようかドキドキしながらお店の前に行くと「店休日」の貼り紙

 

「閉まってるw どーしよw」

 

とりあえずコンビニで軽食を買い公園でつまみながら考える

「さて、まず誰に連絡しよう、、」

 

頭の中で「あの人かな?この人かな?」と考える

 

そうすると次に浮かぶのは

「嫌な顔されたり嫌な気持ちにしてしまうんじゃないか?」

「自分のことのお願いってどうやって伝えたらいいんやろ?」

 

またグルグルしだす

 

これじゃいかん!と思い

「まずは、、まずは!言いやすい人、聞いてくれる人〝1人〟に話してみよう!」

 

そう思い昔馴染みの知人へLINEでアポをとる

「時間あったらお茶でもしましょ」とw

 

5分ぐらい返信がこないかソワソワ

返信はこない

既読もつかない

更にもう5分は既読がつかないかソワソワ

 

「思春期の学生か!」

そう自分に突っ込んでソワソワを打ち消すw

 

そこから他にも沢山の人に連絡をすれば良いのだが二の足を踏んでしまい連絡はしなかった

 

「返信が来るまで考えをまとめなおしておこう」

そう思い駅前のミスタードーナツに入り一昨日のオンラインMTGをひたすら繰り返し見て自分なりにまとめなおしていた

 

気がつくと陽が沈んでいた

 

ふとスマホを見ると返信が

「ごめん、寝てた!大丈夫?」と

 

それを見てすぐさま返信!

近くのカフェで会うことになった

 

今まで人に何かを話したり相談する時はどう話すか、何を話すかをある程度決めてから相談していた

 

逆に言えば「どうしていいか分からない、どうしようか?」といった状態で自分から人に話すことは避けてきた

(昔はこれを今よりこじらせて大変だったw)

 

今回はまとまり率2割ぐらいのフワフワな状態だがイベントの説明と合わせて相談もしてみた

 

最初は落ち着かなかった

 

喋った後も落ち着かなかった

 

だけど、その状態を見て「それで全然いいよ」と言ってくれた

その言葉のおかげでゆっくりと受け入れることができた

 

気づいた時には見る方向・次に踏み出す一歩が見えたように感じた

 

何だかスイッチが入ってきた

 

そんな感覚になってきだしたタイミングでメッセージが来た

「一人っ子の特徴で面白いものがあって」

 

すぐさま内容を見てみる

その中でもブチ刺さった「一人っ子あるある」が2つ

 

1.自分から人間関係を作ろうとしない

2.プライドが高く人前での失敗を避ける

 

これはここ最近動かなかったり一歩踏み出さなかった理由にスポッと当てはまる

 

そしてこれまでに勇気をもらった「一人っ子あるある」が1つ

 

それは

集中力を発揮するとスゴい!

ってこと

 

「実はホリエモンさんや落合陽一も一人っ子なんだよ」とも教えてもらった

 

「だから大丈夫だよ」

「ところーも出来るんだよ」

 

そう言ってもらえた気がして何だか嬉しくて気持ちも上がった

 

そして「もっとイベントの感じや想いを発信した方がいいかも」とも言ってくれた

 

今回ブログの更新を再開したのは、この言葉のおかげ

 

そして前の自分は「クオリティ重視」でリリースまでが遅いタイプだった

 

今回の奮闘記は装飾や見やすさは意識的に後回しにしてスピード重視で更新していこうと思う

 

「何よりもそれが自分自身のアウトプットにも繋がる」

 

沢山の人が、一人一人が色んな言葉をくれるのが本当に有難い

 

よし!体を動かすぞ!発信もする!

もちろん返信も!

スピード!スピード!!スピード!!!

 

明日は山口の縁あるケーキ屋さんにイベントの話をしに行くぞ!

初めて「自分」がオモテに立つ/スナックどくろー開催奮闘記

ー2日目ー

今日はイベントスペースが借りれるかの最終確認で開催予定場所へ行ったがオーナーとは会えなかった

 

電話で確認して10/20(土)に貸してもらえることは無事決定した

 

一安心してふと携帯を見るとジローさんからのメッセージ

 

「としろ 早くリリースあげないと!」

 

スピードが大事だ!

なのにまたもやジローさんにケツを叩いてもらった!

昨日レスポンスの事も言われたのに!

 

基本で当たり前の事だけど今の自分はまだちゃんと出来ていないことだ。

 

すぐさま返信する。

「19時半には開催情報をアップします!」

 

その時の時間は19時ごろ

 

30分も時間があれば充分だろうが今の自分にはかなりのプレッシャーだった

 

「何をどう書こう?」

 

分からないまま決まっている日時からとにかく打ち込んでいく

 

昨日のオンライントーク、今までしてもらったフォローアップの内容を一生懸命に思い出しながらスマホのメモ帳に内容をひたすら打っていく

 

あらたかた打ち終わって時計を見ると時間は19時24分

 

「時間ギリギリ!間に合った!」

 

「けど文章だけじゃイメージが伝わりづらいんじゃ、、」

 

そう思いカメラフォルダから使えそうな写真を漁り出す

 

ここからが良くなかった

 

【スピード重視】

【二割の完成度でも出す】

 

こういった事が今の自分に必要なのに、この時はそれが出来なかった

 

やっと画像作成が終わって投稿した時の時間は20時42分

 

正直マイナスな思いも生まれたが

「兎にも角にも上げたことは良いこととして1カウントしよう」

 

そう思った。

 

それからしばらくはスマホの通知が気になりっぱなし

 

関係ないメールや通知に一喜一憂

 

心の中は

「どんな風に思われるだろうか」

「イイネやコメントは入るだろうか」

そんなことをグルグルと考えていた。

 

そんな時に1つのフェスブック通知

 

『西田二郎さんがあなたの投稿にコメントしました』

 

すかさずスマホのロックを解いてFacebookを開く

 

そこには「みなさん応援よろしくお願いします」の言葉

 

有難さと嬉しさ同時に

「自分はどこまで負んぶに抱っこを続けるんやか?」

 

そう思った次の瞬間に浮かんだのは9月のイベントの夜に夜通し話をしてくれた人の言葉

 

「いつまで恩をもらっとるんや、いつ返すねん」

 

胸がギュッとなる

 

「今が一番大事な時期だ」

 

今回のイベントがどうなるかは分からないがもう逃げ道や言い訳する余白はない

 

なぜなら自分が主催するイベントだから

 

今まではイベントに限らず仕事でもプライベートでも「~のイベント」「~店舗のとしろー」というサポートポジションだった。

 

もちろん「自分じゃないから適当に」なんて思って取り組んだことはない。

 

でも責任の大きさや重みは「責任者」よりは比較すれば当然少ない

 

そして今まで「最終的な結果全てに対応する」という責任者ポジションは経験してこなかった

 

必ず自分の「上」にあたる人が1人は必ずいた

 

単発とはいえ今回のイベントは自分自身が全ての結果を受け止めることになる

 

良くも悪くも

 

そう思うとより一層不安と恐怖を感じた。

 

「どうなるんやか?ホントこわい」

 

頭の中で繰り返す

だが、その思考だけに囚われていても進まない

 

「まず明日から一人一人にイベントの声かけをしよう!」

「だから今日はもう寝よう!」

 

そう思い未だにFacebookの通知が気になりながらも部屋の電気を消し無理やり眠ることにした

始まりの叱咤激励/スナックどくろー開催奮闘記

ー1日目ー

「大嫌いだ」

「どついたろか思うわ」

 

言われた瞬間体が強張り心臓がギュッとなった

 

「だけどほっとけない」

「なにかがあると思う」

 

緊張の後は体が緩み少し涙ぐむ

 

「こんなやつだからこそ意味があるのかも」

「信じてやってください」

「その結果どうなるか分かりません」

「本当にダメなヤツです」

「言葉の使い方も分かってないし電話のレスポンスも悪いヤツです」

 

一つ一つの言葉に胸が痛い

 

「けどこれだけ沢山の人が信じてくれてんねんから頑張れよ」

 

そう言われて

「あぁ今が一番大事な時かもしれん」

「不安を抱えながら動いていくことが今一番必要なことなんやな」

そう思った

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振り返ってみればキッカケは6月のイベントの交流会

 

そこから色々な人がアドバイスや意見をくれた

 

「覚悟はあるの?」

「よく考えてみたら?」

 

それを言われるたびにブレた

 

「ブレるってことは、それぐらいの気持ちってことになるよね」

 

そう思って「スナックどくろー」をやることを辞めた

 

そのあとの数ヶ月は生き方・働き方を模索して迷走していた

 

気がつけば9月も終わるその時に今回のスナックどくろー1日開催イベントのキッカケがあった

 

それは6月のイベントで自分の後押しをしてくれた西田二郎さんのトークイベント

 

これに参加したからだ

 

本当は行きたくなかった

だって「やります」って言ったことを辞めてバツが悪いから

 

「非難されたり恩知らずと思われるだろうな」

 

そんなことをよく考えていた

 

でもそこに至るまで沢山の後押しと優しさがあったからこそ参加ができた

 

「なんかあったら言ってね」

「いつでも頼ってこい」

はたまた

「逃げてないか?」

「何より自分自身を大切にしていない!」

 

そんな言葉を一人一人からもらい

「参加して自分のできることをやって直接「辞めました」の報告をするのが今出来る精一杯の筋かな」

そう思った

 

そう決めたにもかかわらずトークイベント当日まではそのことを考えるたび気が重く息苦しい気持ちになっていた

 

「前説をどうやって喋ろう?」

「司会進行や紹介は?」

「そもそも出来るんやか?怖い、やりたくない」

 

そんな状態だったから人を不快にさせたことも少なくないと思う

 

それでも人は優しかった

 

おかげで当日はガチガチに緊張しながらも精一杯とりくむ楽しまさせてもらうことができた

 

ジローさんへの若干の気まずさを残しながら

 

そうしてイベントが終わると

「としろー」

と呼ばれ振り返るとジローさん

 

自分から報告に行くところを逆に呼んでもらってしまった

 

「ちょっと話しようや」

 

実はこの後に交流会があったのだが自分は参加せず帰る予定だったから、その前にジローさんが呼んでくれた

 

そこから自分が「なぜ辞めたのか」の話を聞いてくれた

 

そうして言ってくれた言葉は

「もったいない」だった

 

「単発のイベントでもええから一回やってみいや」

「アイデアなんかなんぼでもある」

 

続けてジローさんは言う

 

「お前は他の人みたいに有言実行でグイグイ進めれるタイプちゃうねん」

「1人じゃ何も出来んのに、何を1人で悩んでんねん」

「中途半端に1人でしようとするんやなくてもっと周りを頼れや」

 

返す言葉が出てこない

 

そうしているとイベント後の交流会の時間が来ていた

 

「また話しようや!連絡せえよ!」

「はい!」

 

そうしてまた悩みだす

 

「やるか、やらないか」

「そうか、単発イベントでまず一回、、」

 

するとそのやり取りを聞いていた仲間が「力になるから!やろう!何でも言って!」

 

嬉しくてどうしていいか分からずテンパり気味に「有難う」と返す

 

ジローさんに話をしてもらって叱ってもらって、しかもそれが刺さりまくって、仲間も応援してくれて、よくわからないテンションになっている時に声をかけてくれた人がいた

 

「としろー帰るん?なんで?」

 

「交流会に参加するお金を持っていなんで」

 

そう言うとその人は「出してあげるから参加し」と言ってくれた

 

決して安くない金額

実はその後の二次会の分まで払ってくれた

 

しかもジローさん一行が泊まる部屋のベッドが空いてるということで一泊もさせてくれてた

 

そのおかげでジローさんを始め沢山の人の話を聞けた

 

この場で改めて

本当に本当に有難うございます。

 

さて、色んな話を聞かせてもらった中で共通していたのは「行動とチャレンジの大切さ」だった

 

どっちも今の自分に欠けているものだと思うと胸も耳も痛かった

 

そんな1日の中で一番グッサリ刺さった出来事があった

 

それはジローさん一行が泊まるホテルのエントランスで起きた

 

みんなでホテルに着いた後は夜も遅く日をまたいでたのでそれぞれが寝る支度を整えていた

 

ちなみにジローさんは着の身着のまま横になるや否や速攻で寝落ちしていた

 

そんなジローさんに更に親しみを感じながらホテル内の浴場へと向かった

 

その時に声をかけられた

 

「よし!話しよか!」

 

実はこの方は交流会の前後も二次会の時も

「としろーと話できてないね 話そうや」と何度も声をかけていてくれていた

 

席が遠かったり、自分が動かなかったりで結局話せずじまいだったがここに来て改めて声をかけてくれた

 

最初に自分の話をひたすらに聴いてくれた

 

これまでの経緯やこれからのこと、過去の辛く感じたこと、今の気持ち

 

丁寧に丁寧に聴いてくれた

 

そうして自分が喋り終わったタイミングを見計らって話を聞かせ始めてくれた

 

「工夫が足りてない」

「気持ちが入っとったら工夫すんねん」

「次はこうしようってな」

 

その考えは頭になかった

どこか一つの完結・安定するゴール的なものを求めていたことに気付かされた

 

更に続けて

 

「優しさにいつまで甘えてんねん」

「もらった恩はいつ返すねん」

「恩返しってのは人に言われたことをするんない、お前が楽しそうに生きることや」

 

これが、この言葉が今の自分にとてもとても刺さった

刺さりまくった

 

本当にその通りだ

 

変なとこで甘え下手で

変なとこで甘え慣れてる

 

言葉の一つ一つが的確すぎて胸が顔が熱くなる

 

そんな風にして夜通し何時間も話をしてくれた

 

その後浴場の風呂に浸かりぼんやりと1日を振り返る

 

「まず一回やって、、みよう」

 

次の日にジローさん一行とイベントメンバーとのお茶会があってそこで発表の場を作ってもらった

 

「スナックどくろーを単発イベントでやります!」

 

その発表からみんながアイデアを出してくれたり、時にはイジってくれたりした

 

そうしてひとしきり話した後ホテルを出てみんなが出揃うのを待ってた時に昨日の夜話してくれた方がまた少し話をしてくれて最後にこう言ってくれた

 

「何でもええ、楽しめ!」

 

気持ちが震えた

 

そこから約二週間の間にバリバリと活動!

 

という風にはいかず相変わらずビビっていた

 

そんな中ジローさんからフォローしてもらったり、熊本から福岡まで来てくれた仲間に後押しされながら、やっと日にちを決めることができた

 

そこからはイベントができる場所を探しまわっていった

 

中々場所の予約の確定がとれなかった時にジローさんからのお礼を兼ねたオンライントークの日がやってきた

 

パッカーンという気づきのシェア、色んなプロジェクトや個人の展望、そういった事を話している時に自分の話になった

 

その時に言われた言葉が

「大嫌いだ」という想いのこもった言葉だった

 

そのオンライントークが終わり申し訳なさと有難さとが入り混じったなんとも言えない気持ちになっていた

 

ただ不快ではない

ドキドキしているし

怖くて不安ではあるが

「ここまで言わせて無下にはできない、したくない」

そう思った

 

そうして一晩明けてスマホにある一件のメッセージが入る

そこにはこう書かれていた

「あなたたちは人たらしです 笑」

「それは一つの才能です」

「だから遠慮せず教えてもらってどんどん学びなさい」

「その代わりにしてもらったことは絶対自分のものにすること、それが恩返し」

「そして今の人たらし能力は期間限定だと認識することが大切」

「その能力が使えなくなってからが本当の人生」

「その時に違う方向で人をたらしていくの」

「それを本当に楽しみにしています」

「困ったりぐちゃぐちゃになったりしたらいつでも言って」

「焦らなくていい、今を丁寧に生きていこうね」

 

とてもとても有難い言葉

どこまでも恵まれまくっていると実感した

そしてそれは全くもって当たり前じゃないこと

 

「これだけ恵まれた人間関係にいるのに1人で塞ぎ込んでる場合じゃない」

 

分からないなら分からないままでも良いから行動しよう

 

そう強く強く思った